チチヤスの珈琲

日本初のヨーグルトで有名なチチヤスは歴史あるメーカー。ヨーグルトも通販で買える

チチヤスという会社は西日本では有名です。今ではあまり見かけなくなってしまいましたが、先日、自動販売機で見つけました。チチヤスのこだわりについてみてみました。

チチヤス
チチヤスは広島の伝統ある乳飲料メーカーです
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チチヤスの歴史は明治から

チチヤスは西日本ではおなじみの会社で、広島県廿日市市に本社のある乳飲料メーカーです。乳業会社は、案外地域に根付いた企業がいくつかあり、地元でしか買えない銘柄も多くあります。チチヤスもそのような企業の1つです。
先日、ある自販機でチチヤスのミルクコーヒーを販売しているのを見つけ、懐かしくて買ってしまいました。

チチヤスという会社、実は歴史が古く、明治16年に創業しています。
日本では、チーズのような発酵食品「蘇」が、奈良時代から薬効を期待して用いられ、高価な食べ物として珍重されていました。
牛乳として飲まれるようになったのは江戸時代末期からといいますから、まだ牛乳を飲む習慣がそれほど普及していない時代から販売を開始したのです。
会社名のチチは「乳」と「父」、ヤスは創業者・野村保氏の「保」の字から考えられたそうです。
牛乳を販売するには、やはり腐りやすいという難点がありました。チチヤスでは、馬車に蒸気缶を積んで消費者の目の前で消毒して売っていたそうです。この衛生管理の伝統は、その後昭和13年にチチヤス特別牛乳・承認第一号というは政府のお墨付きを得るに至っています。

牛乳だけでなく、大正6年には朝鮮由来のブルガリアヨーグルトを開発、販売にこぎ着けました。これは現存する乳業メーカーでは最古のもので、日本で最初の本格販売ともいわれています。

チチヤスのこだわり

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チチヤスのこだわりは、契約農家の乳牛の飼育の個体管理から気を配る内容になっています。牛舎の温度管理など健康面への配慮や衛生管理を徹底して行われ、上質な生乳を生産し、直接工場に運び入れられます。
工場場に搬入された牛乳は、直ちに乳温、鮮度、風味を調べ、細菌数、異物混入の有無を検査します。
検査に合格した生乳は、高圧、130度、2秒間の殺菌を行って、直ちに10度以下に冷却され、無菌の貯蔵タンクに冷蔵されます。

一方、チチヤスのヨーグルトは、ST9618、LB9667の2つの独自な乳酸菌をメインに使い、口当たりの良いヨーグルトとなるように乳酸菌をブレンドしています。
また、健康面を考え、防腐剤や保存料も一切使用していません。
容器にもこだわり、大正時代、瓶入りだった容器から昭和初期にはプラスチックの独自容器を開発、底が広く口が狭いパッケージは、チチヤスヨーグルトのおいしさを保つ工夫になっています。

伝統のあるチチヤスですが、バブル期に進出したレジャー事業が失敗し、現在は伊藤園の完全子会社となってしまいました。しかし、その伝統は守られ続けています。

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